Mentalhealth

メンタルヘルスって?

心理的、精神的健康状態を意味するメンタルヘルス。
心の状態のことを意味します。
頭痛がする、腹痛があるといった体に痛みを感じる。または皮膚に症状がでるといった目に見えてわかる健康状態と違い、心の健康状態は気づきにくく見過ごしてしまいがちです。

ストレス過多や悩み事により、知らず知らずのうちにバランスを崩してしまっている心。
メンタルヘルス不調はメンタルが強い弱いに関係なく、誰にでも起こりうる身近な病です。

メンタルヘルスの症状は、目に見えないだけに曖昧でわかりづらく、自分のメンタルが不調になってることに気づかないまま過ごしてしまう。
またなんとなく気づいていても、”気のせいかな?・・・たぶん大丈夫だよ”という思いこみから、大切なサインを見逃してしまう、自ら無視してしまう。
結果として、”不安症”や”うつ病”といった精神疾患を発症してしまうのが現状です。

2019,12月初旬に世界的に流行した新型コロナウィルス感染症により、うつ病患者の数は世界的に増加し続け、同時に大切な命を断つ人々も増加傾向にあります。



メンタルヘルス不調・心と身体からのSOS

いそがしい日々の中で、ストレスや悩み事はどんどん蓄積されるばかり・・・
自分の心と身体がどんな状態なのかを知っている人は、どのくらいいるでしょうか?
心と身体が教えてくれているサインに気づき、ケアしていますか?

こんな症状はでていませんか?

気分が2週間以上続く
楽しくない、笑いがない
落ちこむ
やる気がでない
身だしなみがどうでもよくなる
ボーッと一点を見つめてる
人と話したくない
ぐっすり眠れない
ため息ばかりでる
不安や恐怖感が強い

上記の症状が1つでも当てはまり、数週間以上続く場合はメンタルヘルス不調と言えます。
“そのうちに良くなるだろう”など自己判断で大切なサインを無視せずに、誰かに話す、カウンセリングや相談窓口などにでかけるなど、早めの行動をおすすめします。

放置すればするほど、回復に時間がかかります。
大切な自分の心と身体を守れるのはあなただけ、自分次第です。



メンタルヘルス不調が招く主な精神疾患って?

メンタルヘルス不調をケアせずに放置した場合、発症しうる代表的な精神疾患。

うつ病
気分の浮き沈みが激しく、1日の中で感情の上下が著しく体調が良くなったり悪くなったりと自分でコントロールができない状態になる。
今まで興味のあったものがどうでもよくなったり、意欲や喜びや楽しみなどがなくなる、人とコミニュケーションをとりたくない、突然悲しくなったりといった精神的症状に加えて、眠れない、夜中に目が覚める、疲れやすい、だるい、呼吸が苦しいなどの身体的な症状が表れます。

恐怖/不安/パニック障害
前触れもなく突然、強い恐怖感や不安感に襲われ、動悸や息切れやめまい、手足の震えがおきる。
主に、人混みの中、電車などの乗り物の中、密閉している、空気が薄いといった環境の中、予期せずに襲われる発作そのもののため、外出自体が不安の要素となり引きこもるといった日常生活が困難になるケースがほとんどです。

睡眠障害
眠れない、または眠りすぎる、または睡眠時の無呼吸などにより、バランスのとれた質の良い睡眠がとれない状態のこと。
主に、眠りたくても目がパッチリの不眠症が代表的。ぐっすり眠ることができないから翌日の日中に眠くなり仕事に影響がでてしまう。

依存症
物に対して依存する依存症と人に対して依存する共依存があります。
依存症は、お酒やドラッグ、ギャンブルやショッピングなどの特定の行為をやめられません。物に対して依存することで、ある意味バランスをとっていると言えます。
アルコール中毒やドラッグ中毒を例にしてみると、いったんやめた時点でイライラし始め、手は震えだすなど禁断症状が出るから、やめたくてもやめれないという状況が続きます。

人に対する共依存症は、1人では生きられないから誰かを求める。そこには誠実な愛はなく、精神的肉体的な暴力と時に偽りの優しさがあるだけだとしても、その誰かと離れることができない状態。
自分よりも、その相手に尽くすだけ尽くすといった一方通行な不健全な関係。
依存症と同じだけれど、人との関わりの共依存症者は1人では不安を感じる、不完全感があるため誰かといることで不安を埋める為に、なかなかその不健全な関係に気づかない、または気づいてもどうすることもできないという問題があります。

統合失調症
うつ病と症状が似ているが、統合失調症の場合、幻覚・幻聴や妄想が強く頻繁におこり、また他者との会話が途切れたり脱線したりなどコミュニケーションがスムーズにいかないという頭の中で考えの混乱症状が起こります。
うつ病は上記に記したように、抑うつ気分ややる気の減退といった精神症状+不眠やダルいなどの身体症状の両方が表れます。
統合失調とうつ病は症状が似ているけれど、違う精神疾患です。
ですが、この2つが同時に起こる可能性もあり、また不安症や恐怖症などのほかの精神疾患も一緒に引き起こすことが多いです。



メンタル不調になりやすい人となりにくい人?

メンタル不調は誰でも陥る精神の不調ですが、メンタルが不調になりやすい人となりにくい人の決定的な違いは、自分自身を知らないところにあります。
けっしてメンタルが強いからならない、メンタルが弱いからなるという訳ではありません。
自分を知っていること。
自分のメンタルの部分と肉体の部分両方に意識を向けることで、自分自身を知りケアすることができます。
自分を愛するという”セルフラブ”という言葉があるように、自分に愛を与えることで自分を癒やし守ることができます。
このセルフラブができている人は、メンタルヘルス不調になりにくいのです。
つねに自分を気づかい観察しているから、心と身体からの不調サインに気づきやすく見逃しません。
病気が深刻化する前に気づき対処をする自分に対しての優しさを実行しています。
セルフラブを日常生活にとりいれている人は、自分の限界をも知っている故に、自分の存在を大切に粗末に扱いません。

セルフラブしていない人はこんな人・・・















メンタル不調になりやすい人は、上記のようなセルフラブができていない傾向があります。
メンタルをケアし不調にさせないためには、セルフラブの実行が大きな鍵となります。



メンタルヘルス不調になりやすい時期もある

メンタルが不調になりやすい時期があります。

変化


のお別れの変化

上記のような体温の変化、環境の変化といった変化が大きく影響しています。


メンタルヘルス不調にならないためにはセルフラブ

自分で自分自身を守るセルフラブのまとめ














捨てる





ひとりで抱えこまず心理カウンセリングに出かけよう

わたしたちは、ひとりでは生きられません。
生命がこの地球上にはじめて誕生した頃から、みんなで助けあい支えあい生きてきたから今があります。
ひとりっきりの生命は成立しないのです。

どんな悩みで悩んでいるのかはみんなそれぞれ違いますが、自分のこと、人間関係のこと、家族のこと、仕事、将来、病気というように悩みの種類は同じで限られています。

悩みを誰に相談したらいいの?・・・
相談する家族も友達もいない・・・
自分のことを他者に話せない・・・
人を頼ることなんてできない・・・
人に話してどうなるの?・・・

上記の理由から、ひとりで解決しようと悩みを閉じこめ抱え込む人が大半です。

ひとりで解決できる悩みもあるだろうけど、根の深い深刻な悩みはひとりで解決できないことがほとんどです、そこに気づいた時、人によってはアルコールやドラッグに助けを求めてしまったりするわけです。
ドラッグなどは、一時的に精神的肉体的の苦痛を和らげてくれるかもしれないが、悩みは消えません。

悩みや感情にフタをして、一時的にどこかに逃げるなど現実逃避をしても何の解決にもならずに、結果的に大切な自分を自分で追い込むことになります。

アルコール・ドラッグ経験者からすると、そんなことはわかっているし、今更どうしようもできないし、そのための努力なんて無理、自分にはできない・・・と、諦めている人が大半です。

ドラッグ等で不本意に命を終わらせる人々が増加する悲しい現代社会、助けを求める行き先、方法を間違えないように願うばかりです。

心理カウンセリングは自分に気づき自分を知るセラピー

残念なことに、心理カウンセリングは何となく大袈裟だし、敷居が高いと思っている人がほとんどです。
またカウンセリングに行っても、何も解決しないし、何度も通わなければいけないから面倒だと思う人も多いです。

肉体に受けた傷は、少しずつ治っていく経過が目に見えてわかるから安心感がある。
けれど、心はまず見えないし、心の傷が治っていくのには時間がかかって不安ばかり。

わたしたちの身体はロボットや機械ではないので、どこかが故障した時、つまりは脳が故障するわけなので、そんな短期間での完治は無理ですし、再発する可能性も十分にあるということです。

また、カウンセリングを受けるクライアントもカウンセラーも同じ人間です。
お互いに合う合わないといった相性があります。まずは自分に合ったカウンセラーを探すことも大事なことです。
この人なら安心して話せる、と感じたカウンセラー探しをオススメします。
何となく話しずらい感があると、そのカウンセリングは成功しません。

ガマンしたりムリしたりせずに、ダメと思ったらいつでも環境を変えましょう。

変える勇気を持つことは、自分のために大切なベビーステップです。
自分の心に聴き行動しましょう。

自分に合ったカウンセラーと出会ったら、そこからは自分探しの旅

そうなんです。
カウンセリングというのは、気づいていない自分に気づく手段の一つなのです。

カウンセラーと一緒に、自分探しの旅に出るような感じです。
あなたの考え方や、やり方、今までやってきた事などなど、ノージャッジメント。
あなたの話してくれるすべてのことを、ただ聴いて受けいれるだけ、そこに反発や抵抗は存在しません、ありえないのです、それがわたしたちカウンセラーの仕事です。

こうして反対されることなく、寄り添ってただお話を聴くだけのことで何が起こるかというと・・・

そこには、自分自信を受けいれられたという安心感と喜びが生まれます。

数回カウンセリングに通うことで、少しずつ自分に自信がもてるようになり、自分の中で何かが変わっていくことに気づきはじめます。

カウンセリングとは、何もない暗闇をひとりっきりで手探りに進むのではなく、気のあったカウンセラーをお供に少しづつムリせずに進んでいく。
時には2人で立ち止まり、時には来た道を戻ったりしながら少しずつ少しずつ前進していく、その中で自分を更に知り、抱えている悩みや問題を癒す準備も整い、一気にではなく徐々にいろんなことが解決していく、その後は再発しないようにたまにメンテナンスをしていくという流れで、今までとは違う生きやすい人生をおくれるようになります。

ぜひ、ひとりで抱えこまずにカウンセリングに出かけ、自分のためセルフラブのために誰かと繋がり、一度きりの人生を楽しみましょう。

いかがですか?
メンタルヘルス不調にならないためにできることのベースはセルフラブです。
セルフラブができるようになると、人生は大きく変わります。
私たちの心と身体は、いろんな変化にあまり強くないために精神面肉体面に不調をきたしてしまいがちですが、意識を向けて自分と向きあってケアすること、自分を愛することで誰もが心身ともにバランスのとれた充実した人生を過ごすことができるのです。