身体と心は繋がってる

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身体と心は繋がってる

身体と心は繋がってる。
と感じたことありますか?
朝目覚めて、カラダが軽く何だか調子がいい時ってありますよね?
そんな日は、なんだか心も軽くて、何かいい事がありそうな気分ではありませんか?

逆に、悩みすぎてグルグル思考から抜けれない日や、仕事や家庭内におけるストレス、人間関係の問題を抱えている時など、心が押しつぶされてる時って、何にもしたくないし出かける気分にもなれない何だかカラダが重く感じられませんか?

カラダと心ってどちらかが調子良くって、どちらかが不調ってことはありえないようです。

ちょっと、日本語のカラダの字を見てみましょう。
“カラダ”という漢字は、“体”“身体”の2とうり書くことができます。
“身体”の発音は正しくは”しんたい”ですが”からだ”とも読まれます。

“身体”は、“身のある体”と書くように、”身”とは何かと言うと“心”“魂”“精神”といったところ。
つまり、”心を含んだカラダ”という意味になるように、字体からでも身体と心は一つなんだということがわかります。

もう一方の”体”という漢字を使うときはどうゆう時なのか?というと、そこには身が入っていなく物質的、肉体のみを表現していることから、主に解剖学としてカラダを書き表すときに使われるようです。
また、人以外の生物、動物のカラダを書き表す時も”体”を使うようです。

心理学に関わるブログを書いている私としては、カラダを表すとき、あえて”身体”と書き表したい訳は、身を含んだ心や精神が宿っている生きているカラダということを強調したいことと、ただの肉体だけではない繋がりがある一体感を表したいから、あえて”身体”を選んで書くようにしています。

それでは、一心同体とも言われる、繋がっている身体と心を見てみましょう。

身体と心の相互関係

カラダが重くて体調がパッとしない時は、何だかやる気も出なく精神的にもどんよりする。
まさに身体と心って繋がってるんだなと、気づく人がほとんどかな?と思います。

たっぷり睡眠がとれた日は、朝からカラダが快調で、心もスッキリしていていい1日を過ごせそうな心地よさってありますよね?
逆に寝不足だったり、食べ過ぎだったりとか何らかのバランスを崩した時は、カラダも心もだるさがあるというように、カラダと心はお互いに作用しあっています。

人間関係や親子関係や仕事や家庭などがうまくいっていない時や、悩み事が積りに積もって身動きがとれない時など、現代では”心が折れる”言われますが、そんな時カラダはどうですか?
心が参っている時は、カラダのエネルギーもダウンしているはずです。

大きな喜びや、緊張感といった感情が動くことは、脳や自律神経や筋肉などに大きな影響を与えています。
司令塔の脳、メッセージを受け取って行動を起こす神経系や筋肉は身体に変化を与えています。
仕事のスピーチ前の緊張で胃が痛くなる、お腹の調子が悪くなる、汗が異常にでる、のど口の中が乾く、カラダが固くなるなど。

感情が宿る心と身体の反応はこのように一心同体、密接に繋がっています。
感情の豊かな私たち人間は、どちらかだけが反応して、どちらかが無反応ということは、感情を完全に切らない限りありえないのです。

また、心はどこにあるんだろう?
と心の正確な場所というのは今現代でも明確になっていませんが。
多くの人は心を表す時、胸の真ん中ハートに手を添えます。
心を自分の身体の外側に表す人は、いるでしょうか?

ここで仮に心はハートにあると断言したとしましょう。
自分の身体の内側、ハートにある心です。外側の肉体部分が振動したら、その内側のハートにも振動がいきわたるはずです。
やはり、身体と心は繋がっているし、別のものではない一つです。

身体と心はバラバラになりやすい

健康でいる時は、気づかない身体と心の一体感。
無理したり、頑張り過ぎたりで、体調を崩して初めて気づく自分の身体と心。

病気になってから気づく、何にもなく退屈なくらい平穏な日々がどれだけ十分に満ち足りている日なのか。ということに・・・
じつは、身体と心の関係はとても脆くバラバラになりやすいんです。
自分を知り、自分をケアすることを習慣にしている人はどれだけいるでしょう?

自分と繋がる時間をとっていますか?
頑張り過ぎたり、無理し過ぎたり、自分より他者を常に優先するなど、自分をないがしろにしていませんか?
大切にされない自分は、満足していますか?幸せでしょうか?・・・
それとも、満足や幸せがどんなものかわかりませんか?

幼少期から親や親の代わりをする人たちに、自由を与えてもらえず育った人がたくさんいます。
不幸なことに、そんな子どもたちは成長しても、人の顔色を伺って過ごす、自分の意見を言ってはいけない、自分よりも他者を大切に。というように自分の存在を無視して生きてきています。

自分との繋がりを幼少期に無意識に切断せざるを得ない環境に育ったわけですから、大人になった今でも、自分を知らずにいて、自分を殻に閉じ込めて生きています。

自分との繋がり、自分をケアすることがどういうことで、どうするのかわからないのです。
ですから、身体と心がバラバラに離れ離れになっていることにも、もちろん気づけないです。

ネグレクト環境で育った子どもだけじゃなく、いずれにせよ自分の大切な感情を無視した生き方を続けていると、やはり身体と心の関係は切れてしまい、精神的な病を引き起こすでしょう。

それだけではなく、1日の中で受けるストレス反応を、受けいれて手放すことをしていますか?
悩みやストレスは、どんな時代になっても消えることはなく、あるべきものですから、心地よく生きていくには、それらを拒むのではなく現実をまずは受けいれることが大切です。

身体と心の繋がりを絶やさないためには、自分で自分をケアするセルフラブは必要不可欠です。
注意をして見るのと見ないのでは全く異なるように、自分を気にかけてあげることが、自分の中で起こっている変化に確実に気づけます。

気づきがあれば、変えれますし変わります、対処方が見つかります。
育った環境が違い、どんな環境で育ったにしろ、身体と心の不調が続いているなら、まずは自分の”今”に気づきを向けることから始めましょう。

カラダからのアプローチで心は緩む

身体と心がバラバラになって、体調不良が続き心の病を発症したとしても・・・
そんな時は、直接内側の心にアプローチをかけるよりも、外側のカラダ側からアプローチしていく方がおすすめです。

身体と心は繋がっていますから、
カラダ側から調子が悪くなったのか?それとも心からなのか?
どちらから修正していけばいいの?と考え込まずに、外側のカラダ側から動いていくのが良しです。

カラダ、つまり筋肉の緊張がほぐれていくプロセスを仕掛けていくことで、内側の心も次第に緩んでいく。
心というのは、目に見えないもので、どこかの奥にあって、表面にでているものではないですから、短期間に簡単には修復できるわけにはいかないです。

でも、身体と心はお互いに相互し合っていますから、その繋がりをとうしてアプローチしていくことができるわけです。外側からの振動は、必ず内側の心の奥深い部分にも届きます。

うつ病といった心の病、精神疾患も、心理カウンセリングといった直接的に心に働きかけるも良しですが、まずは筋肉の緊張を緩ませていく外側からのアプローチが、無理なく、再び身体と心を繋いでくくれるでしょう。

手で自分を感じるセルフケア

自分と繋がるシンプルなツールの一つは“手”です。
手は私たちを癒してくれるエネルギーを秘めています。

私たちは手の感覚を使って、熱や温度を感じ、それが自分にとって安全なのか危険なのかをほぼ無意識に行なっています。

あたたかい手のぬくもりは、癒やしそのものであり、自分だけではなく他者にも癒しを与えてくれます。
人の手で行うマッサージは、ツボを刺激する以前に、ただそっと触れられるだけで強力なリラクゼーションに包まれるように、手のパワーは素晴らしいものです。

赤ちゃんや子どもや、もちろん大人もですが、手で頭をよしよしと撫でられたりするのは、とても心地よいものです。
また、逆に、その人の感覚が鋭い異常を発している時は、触れられる行為自体が敏感に不快に感じられることもあるくらい、手のもつエネルギーの影響力は計り知れないです。

そこで、自分の身体と心との繋がりを手で感じてみましょう。
目を閉じて、ゆっくり試してみましょう。

  • 両手をあたたかくなるまで十分に擦り合わせる
  • 両手のひらを窪ませて両目で覆う(眼球に触れないように)
  • 両目がじんわりと手のぬくもりで温まるまでそこにいる
  • 両手で左右の頭を触れる
  • 両耳ー首ー鎖骨とおろしてくる
  • 胸の真ん中に両手を重ねる(左右上下どちらでも)
  • そのまま両手をお腹におろしてくる
  • 片方の手を胸に、片方の手をお腹を触れる
  • 最後は自分で自分をハグしてみましょう

でうですか?
とても簡単ですね?
焦らずに、ゆったりした普段の呼吸とともに試してみてください。
手のエネルギーは身体の中へと浸透します。
継続して習慣にすると、身体からのメッセージを感じられるかもしれません。
悲しみや怒り、または幸せといった感情を感じられ、自分を知るきっかけになります。

このように身体と心と繋がることは、何にも難しいことではないので、ぜひセルフケアの時間を自分のためにつくるよう、あなた自身の心がけが必要です。

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