リラックスできない身体

目次

リラックスできない身体

relax~
リラックスしてますか?

リラックスってどうするの?
リラックスの仕方がわからない・・・
そもそも
リラックスってなんだろう?

リラックスは、心身の緊張をほぐす・くつろぐ・ゆったりする
といったところ
身体から力がぬけていて緩んでいて心地よい状態

この身体の力をぬくということは、意外とむずかしい
リラックスしているつもりでも
身体のどこかしらに緊張があり
そこに気づかない、または気づけなかったりする

目に見える表面的な体の緊張だけではなく
目に見えない心といった、内面的な繊細な部分の緊張の両方が
緩んで、はじめて深くリラックスできる

物質的な体の緊張に気づけないと
その奥深くにある心の緊張に気づくのは、もっと難しい

せわしない世の中を生きる現代人は、忙しすぎるのか
自分をみつめる時間がない
自分の状態を知らないのだから
身体が参ってることにも気づかないし
まして、身体をリラックスさせることも知らない

リラックスってどうするの?
ってことなんだ・・・

身体が緊張するとき

体は、大まかに骨と筋肉と血液と神経と細胞で成りたつ。
ざっと200個くらいの骨と、400個くらいの筋肉と約60兆個の細胞と全身に張り巡っている神経たち。

身体が緊張する時はどうゆう時?
日常生活の中で、危険を感じない時の私たちの身体は、くつろいでいます。
神経も筋肉ものんびりしています。

何らかの危険を察知すると、脳が指令をだします。
身を守るため速攻で行動できるように仕向けます。
のんびりしていられないように、身体の全てを緊張させる、筋肉はギュッと収縮します。
筋肉だけじゃなく、そこにくっつている神経系、リンパ系、血管といった全てが瞬間に収縮します。

危険を察知する以外に、極度な緊張や不安や恐怖も同じく、身体を収縮させます。
人前で話すのが苦手な人が、みんなの前でスピーチをしなければならない時、あまりの怒りに囚われコントロールできなくなる時・・・
緊張感は、頭のてっぺんからつま先までを容赦なく縮めるのです。

心臓はドキドキし、呼吸は浅く不規則になり、喉は乾き、手足は発汗し、筋肉だけではない神経系や血管をも圧迫し柔軟性を消失させ、瞬間的に固める緊張感。

体と心は繋がっているので、こうした緊張は、表面的な体だけではなく内面的な心をも固く縮めています。

このような極度な緊張が1日のうちに頻繁に起こったら、身体はどうなるでしょう?
くつろいでいる時の緩んでいる身体の感覚を覚えていることができるでしょうか?

驚く、恐怖、感情の起伏、ストレス反応による身体への緊張が、たび重なり習慣化されることに問題があります。
いったん緊張しても、人間の身体はすぐに元のリラックスした状態に戻るようできています。
けれども、何度も何度も切り返されると、身体の収縮は習慣化されるので、もともとの緩んだリラックスしている状態を、司令塔の脳自身が忘れてしまうのです。

また、長時間におけるデスクワークやスマホっ首からなる、姿勢の悪さは、骨格を歪ませる。
骨格が歪むと、その周りの筋肉がもちろん偏り、そこに筋肉の収縮の塊をつくる。
習慣的な体勢や緊張が、筋肉の塊をつくり出して、リラックスすることを忘れてしまうから、慢性的な肩こりや首こりや骨盤周辺の筋肉の塊として残る。

そして、幼少期に体験した嫌な出来事、トラウマも恐怖と繋がっているので、心と身体を締めつける。
それは、心の奥深い部分に根づいていて、それに気づこうとする勇気と理解と時間が必要。
受けいれて許す手放すというプロセスは、とても容易いことではありません。
できれば、見たくない触れられたくない忘れたい、ほっといてほしい・・・
心の奥に閉ざされたままの重い感情がある限り、私たちの身体は心からリラックスできないのです。

体の表面的な部分の緊張が解けたとしても、なんかしっくりしないのは、こうした繊細な解決されない心に抱えた問題があるからなのです。

体と心の心身の緊張をほぐし緩める。
リラックスってどうするかわからない人も、
リラックス自体を知らない人も、
リラックスしてるつもりでもリラックスした感覚がない人も、
まずは、見て触って確認できる表面的な体を感じていくことからスタートしましょう。

床に仰向けになります。
目は閉じれたら閉じましょう、その方が体の感覚をつかむことができます。

今している自分の呼吸に意識を向けてみましょう。
お腹で呼吸しているのか、胸で呼吸しているのか、呼吸の速さはどうなのか?・・・
何もジャッジせずに、数分の間ただただ観察してみましょう。

次に、鼻から静かに息を吸っていき、口から静かにフゥーと吐いてみましょう
何度か繰り返します。
数回繰り返していると、何となく心身が落ちついてくるかと思います。
フゥーと息をしっかり吐く事で、副交感神経が優位になってリラックスモードにスイッチが入ります。

ここから、体のパーツを一つずつ意識して力を抜いていきます。
右脚左脚どちら側からでもいいです。
片方の脚全体を、床から微妙に数センチ数ミリでいいので、
股関節のあたりから持ちあげるというか、浮かせてみましょう。
息を吸いながら数秒間浮かせて、吐く息と共に床に戻します。
何回か繰り返してみます。
自分の一本の脚の重さに気づくはずです。
脚全体を数ミリ浮かせようとする動作が、
腹筋を始め体全体を緊張させてることに気づいてみてください。
筋肉が緊張し収縮しないと、脚を上に持ちあげることは不可能です。
脚を床に戻したとき、脚全体、腹筋、体の筋肉がフッと緩んでることに気づいてみましょう。
この筋肉を緊張させることと、緩ませることにしっかりと意識を向けて、
2つの違いを感じてみましょう。
何回か繰り返すと、違いに気づけると思います。

反対側の脚も同じようにやってみましょう。
腰痛がなければ両脚同時にやってみましょう。

次は腕全体を一本づつ、脚と同じようにやってみます。

次は肩だけ、片方の肩だけを床から数センチ浮かせて床に戻す。

次は、頭全体を数ミリ床から離してみましょう。
頭の重さを感じましょう。
床に戻すときは、できるだけ静かに怪我をしないように戻してあげます。

顎の周りの筋肉も感じてみましょう。
大きく口をア〜と開いて、顎周りの筋肉を収縮させて、ゆっくりと口を閉じていきましょう。
閉じるときに、筋肉は少しずつ緩んでいくのがわかると思います。

最後に両手をグー足の指もグーにして、肩を窄めて体全体の筋肉を硬直させて、息を吐いて全部緩めてみましょう。

体全体が重く床にずっしりと沈む感覚が感じられると、かなりリラックスできています。
この体のパーツをはじめ、体全体の重みをどれだけ感じられるかが、リラックスの要となります。
体が重く床にのめり込んでいるような感覚、床と体が一つになってる感覚を感じられることが、どれだけ緩んでいる、リラックスできているかの目安となります。
体、身体が重くなればなるほど、全身の力がしっかりと抜けているということです

そして、それを感じられるか感じられないかが、リラックスがわからない、リラックスしてることを知ってるということになります。

眠りにつく前や、ストレスを感じたとき、いつでも気が向いた時にやってみましょう。

表面的な体の緊張が緩んでいくと、心も緩んでいくものです。
たとえ、そこに感情の塊があったとして完全に0にすることはできないにしろ、この体からのプロセスは全ての人に必要です。

できるところから、毎日少しづつ身体の緊張を解いていき、リラックスしてる感を感じましょう!




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